De-Emphasis
プリエンファシスCD音源向け 50/15us ディエンファシス処理アプリ
このアプリについて
De-Emphasis は、プリエンファシスCDから取り込んだWAV音源に、CD標準の 50/15us ディエンファシス処理を行うWindows用アプリです。
フォルダ内のWAVをアルバムとして扱い、曲間で処理を途切れさせずに変換します。複数アルバムを含むルートフォルダを指定した場合は、WAVを直接含むフォルダを探し、それぞれを独立したアルバムとして処理します。
SoXとの比較
De-Emphasis は、アナログ50/15usディエンファシスを理想目標として、振幅だけでなく位相も含めて設計しています。SoX互換の一般的なIIR処理に対し、De-Emphasis は理想振幅へより厳密に合わせ、位相誤差も抑えた設定です。
処理プロファイルの決定ではインパルス応答も確認し、プリリンギングが実用上目立ちにくい範囲に収めています。下の図は、理想アナログ50/15us特性に対するDe-EmphasisとSoX互換処理の振幅誤差・位相誤差です。
主な機能
- アルバム単位処理 — フォルダ内のWAVを1アルバムとして扱い、曲間で処理履歴を維持します。
- 再帰的フォルダ探索 — 指定ルート以下でWAVを直接含むフォルダを探し、それぞれ独立アルバムとして処理します。
- 安全なプレビュー — Dry runで出力先、既存ファイル、警告を確認してから変換できます。
- 高速処理 — ネイティブFFT処理で、長いアルバムもメモリを抑えて処理します。
- 見やすい進捗 — 全体進捗、ファイル数、フレーム数、各行の進捗を表示します。
使い方
- DeEmphasis.exe を起動します。
- プリエンファシス音源のフォルダ、または複数アルバムを含むルートフォルダを指定します。ドラッグ&ドロップにも対応しています。
- まず「Dry run」を押し、アルバム判定、曲順、出力先、既存ファイルを確認します。
- 問題なければ「Convert」を押します。
出力はIEEE float32 WAVです。既存出力は、上書きオプションを有効にしない限り上書きしません。
動作環境
- Windows 10/11 64bit
- 入力: 44.1kHz WAV、モノラル/ステレオ
- 出力: IEEE float32 WAV
自動プリエンファシスフラグ判定、タグ/メタデータコピー、24bit PCM出力は今後の課題です。
ダウンロード
バージョン
| 0.1.0 | 2026/06/13 | 初回公開。フォルダ単位のアルバム処理、SoX比較より理想特性に寄せたディエンファシス処理、Qt GUI、one-file Windows exe |
ライセンス関連
本体はMITライセンスです。ソースコードは上のリンクから取得できます。
GUIにPySide6 / Qt for Pythonを使用しており、LGPLv3の条件に対応するため、実行ファイルとあわせて第三者通知、ライセンス文面、ソースコード一式、Qt/PySide6公式ソースアーカイブの案内を公開しています。詳細は配布zip内の THIRD_PARTY_NOTICES.txt と licenses フォルダを参照してください。
- PySide6 / Qt for Python (LGPLv3) — GUI
- NumPy / SciPy (BSD系ライセンス等) — DSP、FFT、WAVブロック処理
- Python (PSF License) — 実行環境
- PyInstaller — Windows one-file exe作成
連絡先
ご意見ご要望は info at pcmdsd.com もしくは Twitter@serieril まで