2015年の終わりになって、DSDネイティブ再生と言う言葉があちこちで話題にあがるようになりました。しかし、DSDとは何なのか、PCMではなぜ駄目なのかというファイルフォーマットの歴史から実際の製作フローまで、体系立てて説明したドキュメントは無いように思います。結果的に、ふんわりとしたイメージで、なんとなくネイティブだったり32bitだったりが良いという風潮になりつつあります。
出だしからこんなことを書くと、「え、DSDとか32bitには意味がないのかよ」「アンチハイレゾ乙」とか思われるかもしれません。誤解を生むといけないので明確にポリシーを示します。DSDやPCM32bit再生には絶対的なメリットがあります。ただ、それは一口に言い表せるものではなく、極めて複雑で難解で誤解を生みやすいものなのです。単純化してしまうと、間違った結論が導かれてしまいます。
DSD,PCMのことを説明するには、録音をし、編集し音源を制作し、オーディオシステムから再生するというマクロな視点から行わないといけません。PCMDSD.COMでは各分野を結びつけ、複雑な音楽ファイルフォーマットの世界を少しずつ紐解いていこうと思います。
2015/12/31 - serieril
製作したアプリケーションの紹介
DSDやPCMに関する技術資料
Blogに書いたことのまとめ
雑多な記述